照ノ富士、阿炎に横綱相撲で1敗キープ 早ければ26日にも10度目V かど番の貴景勝は7敗目

 「大相撲名古屋場所・12日目」(25日、ドルフィンズアリーナ)

 横綱照ノ富士は関脇阿炎を相手に万全の相撲を見せて11勝1敗とし、首位を守った。前日は新関脇大の里に突き落としで敗れ、初日からの連勝は10で止まったが、連敗を阻止。13日目に照ノ富士が勝ち、3敗勢が揃って負けると、10回目の優勝が決まる。

 大関対決となった一番は、豊昇龍が首投げで琴桜を下して3敗を死守。一方、連敗となった琴桜は4敗目で優勝争いから大きく後退した。

 かど番の貴景勝は新関脇大の里に上手投げで逆転負けし、痛恨の7敗目を喫してもう後がなくなった。

 関脇霧島は熱海富士を破って、7勝5敗とし、大関復帰条件の10勝に望みを繋いだ。

 他の3敗勢は、美ノ海が武将山をはたき込みで、隆の勝が宇良を押し出しで下したが、若隆景は一山本に敗れて4敗目を喫した。

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