平幕隆の勝が横綱照ノ富士を撃破 舞った座布団が頭に当たるハプニングも 優勝争い生き残った 1差で千秋楽決着へ

 「大相撲名古屋場所・14日目」(ドルフィンズアリーナ)

 平幕隆の勝が横綱照ノ富士を寄り切りで破り、11勝3敗で優勝争いに残った。敗れた照ノ富士は12勝2敗。

 立ち合いで低く当たった隆の勝は、右のど輪で相手を起こし、低く一気に出て寄り切った。

 照ノ富士が勝てば優勝決定の一番だったが、隆の勝が一方的に攻めて勝つ思わぬ展開に館内のファンも歓喜。舞った座布団が隆の勝の頭に当たるハプニングもあった。

 3度目の金星となった隆の勝はNHKテレビ中継のインタビューで「本当にうれしいですね。(立ち合いで横綱がたぐりにきたが)予想外でしたけど、落ち着いて突き放したんでよかったと思います。落ち着いて前に出られたんでよかったと思います」と振り返った。

 照ノ富士と1差に迫って迎える千秋楽へは「あしたも全力で自分を出し出し切れればいいかなと思います」と話した。

 千秋楽は隆の勝が関脇大の里と、横綱照ノ富士は大関琴桜とそれぞれ対戦。隆の勝が勝って照ノ富士が敗れると3敗で並び決定戦となる。隆の勝が敗れるか照ノ富士が勝てば、照ノ富士の3場所ぶり10度目の優勝が決まる。

 美ノ海は大の里に敗れて4敗目(10勝)を喫し、優勝の可能性がなくなった。

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