横綱照ノ富士 3場所ぶり10回目V 本割で琴桜に敗れて連敗も優勝決定戦で隆の勝破る

 「大相撲名古屋場所・千秋楽」(28日、ドルフィンズアリーナ)

 横綱照ノ富士が優勝決定戦で平幕隆の勝を破り、1月の初場所以来、3場所ぶり10回目の優勝を決めた。前回優勝時以来の一人横綱の重責を果たした。

 優勝に王手をかけていた前日は、隆の勝に不覚を取った照ノ富士は、この日、結びの一番で大関琴桜に圧力をかけながらも逆転負け。すでに1差で追いかける隆の勝が関脇大の里を押し出しで下していたため、優勝決定戦に持ち込まれていた。

 伊勢ケ浜部屋所属力士の優勝は春場所の尊富士以来24回目で、9回の日馬富士を抜き、同部屋単独最多となった。

 ◇照ノ富士春雄(てるのふじ・はるお)本名・杉野森正山。1991年11月29日、モンゴル・ウランバートル出身。2009年3月に来日し鳥取城北高に相撲留学。11年1月に間垣部屋に入門し、5月の技量審査場所で初土俵。13年3月限りで部屋が閉鎖し伊勢ケ浜部屋に移籍。14年春場所で新入幕。15年夏場所で初優勝し、場所後に大関昇進。17年九州場所で関脇に陥落し、19年春場所で西序二段48枚目まで降下。20年7月場所で再入幕し、21年春場所後に大関に復帰。同名古屋場所後、横綱に昇進した。優勝10回、殊勲賞3回、敢闘賞3回、技能賞3回。得意は右四つ、寄り。21年8月に日本国籍を取得した。家族はドルジハンド夫人、長男・テムジンくん。192センチ、176キロ。

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