五輪連覇の大野将平さん 阿部詩に勝った相手の無表情に驚き「目指しているのは金だと」 普通は笑顔ガッツポーズ出る「優勝すると私は確信した」
リオ五輪と東京五輪で柔道男子73キロ級を連覇した大野将平さんが29日、カンテレ「旬感LIVE とれたてっ!」に出演。パリから生出演し、議論柔道の解説を行った。
パリ五輪柔道女子52キロ級では東京五輪金メダルの阿部詩選手が2回戦で敗れ、号泣。
大野さんは「我々も大変驚き、一瞬出来事で何が起こったのか整理するのに時間がかかりました」としたうえで、「詩選手が悪かったのではなく、ウズベキスタンのケルディヨロワ選手、世界ランキング1位の強豪選手になりますが、先にスコアを先行されましたが、焦ることなく落ち着いて、この一瞬のすきを狙って、阿部詩選手が得意の内股をかけてきたところを、返し技で見事に投げた」と解説した。
勝ったケルディヨロワ選手が表情を変えなかったことに「私自身思ったのが、この表情が変わらない姿は、阿部詩選手に勝つことだけではなくて、オリンピックの金メダルをとることまでを目指しているんだなと。この瞬間に、彼女は優勝する、金メダルを獲得すると私は確信しました」と語った。
「阿部詩選手は、世界的スターですので、その選手に勝ったらガッツポーズが出てしまったり、瞬時に笑顔がこぼれてしまったりするものだと思うんですが、覚悟を決めた表情が印象的でした」と述べた。