低迷の日本競泳陣へ 萩原智子さん「私が偉そうに言うことではないけど…」提言が意外な方向へ 真意説明

 元競泳日本代表で00年シドニー五輪にも出場した萩原智子さんが9日、自身のXを更新。パリ五輪で銀メダル1個に終わり、低迷が続く日本競泳陣への思いをつづった。

 萩原さんは「私が偉そうに言うことではないけど…日本競泳チームは、次に向けて、収穫、反省、課題…分析してるよね?『チーム全体での対話』をお願いします」と要望した。

 続けて、「年齢、上下関係なく、多少、ぶつかっても腹を割ってとことん話す…第三者が立ち合い、どんな立場であっても安全を保証してほしい。すべてを吐き出して、認め合えたら、本当の意味でリスタートできると思う。あとはリーダーの選出…」と記した。

 萩原さんはシドニー五輪では200メートル背泳ぎで惜しくもメダルに届かず4位。引退後は日本水泳連盟理事、東京五輪・パラリンピック競技大会組織委員、解説者としても活躍している。

 競泳界への危機感を募らせ、愛ある提言だったが、影響は思わぬ方向へ。「これって叱咤激励って言うんですか?それとも誹謗中傷ですか」との声に対し、萩原さんは「私のこの意見も誹謗中傷と言われてしまうのか…」とつぶやいた。

 萩原さんは「必死に努力を重ねても自分自身が臨む結果が出ない時もある。アスリート達の努力と一生懸命なプレーには、どんな結果であっても拍手を送りたい」と前置き。その上で自身の経験段と重ね、「私は五輪で4位。メダルがあれば、もっとたくさんの人たちを笑顔にできたのではないか…と自分を責めた。誹謗中傷も批判も受けた。でもメダルが獲得できなくても、変わらず、人間『萩原智子』を受け入れ、認めてくれる人がいてくれた。私を笑顔にしてくれる人がいてくれた。十分と思わせてくれた。アスリート達が結果だけで判断されることなく、前に進める環境がありますように」と真意を説明した。

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