ハンドボール男子・オルテガ監督が退任「日本の成長を見守れたことは大きな喜び」36年自力出場のパリ五輪は5戦全敗

 日本ハンドボール協会は13日、パリ五輪男子代表を率いたカルロス・オルテガ監督が退任することを発表した。

 オルテガ監督のコメントは次の通り。「日本のハンドボールの成長を共に見守れたことは、私にとって大きな喜びです。これからも、日本ハンドボールのさらなる発展を心から願っています。今回の大会を通じて、チームは大きく成長しました。特に攻撃面での進化が印象的でした。日本の選手たちのスタイルは観客にとって素晴らしいものでした。クロアチアとの試合は本当に特別です。少なくとも勝ち点1は得るべきで、そうすればその後の展開が変わったかもしれません。多くの選手が素晴らしいパフォーマンスを発揮し、彼らの努力と成長に誇りに思います。ファンの皆さんのサポートは日本のハンドボールの成長にとって重要です。日本のハンドボールはいつも私の心の中にあります」と、コメントした。

 日本男子は1988年ソウル五輪以来36年ぶりの自力出場だったが、初戦で五輪切符獲得に導いた前監督のダグル・ジグルドソン監督率いるクロアチアと対戦し、残り0秒で“サヨナラゴール”を決められて敗戦すると、その後も強豪に屈し、1次リーグ5戦全敗で終えた。

 ジグルドソン前監督が2月に電撃辞任した後、今季スペイン・バルセロナで欧州CLを制したカルロス・オルテガ監督が7年ぶりに復帰。選手選考では東京五輪後、主将を務めてきた東江雄斗が落選するなど、大改革を進めた。

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