引退会見で緊張の古賀紗理那 なかなか言葉続かず司会アナウンサーが前倒しで質問 アナ「皆さんも広い心でみていただければ」
バレーボール女子の21年東京五輪、24年パリ五輪代表で、パリでは主将を務めた古賀紗理那(28)が16日、都内で現役引退会見を行った。
カジュアルなパンツスタイルで登場した古賀は「パリ五輪をもって9年間のプロバレーボール選手としてのキャリアを終える決断をしました」と挨拶。15年から所属したNECレッドロケッツのチームカラーでもある赤い花で彩られた壇上の席についたが、緊張の古賀は今の思いを振られたが「東京五輪を終えて、主将をやるとなり、パリで選手を終えると決めてここまできました」とのみ語り、ここからは司会のアナウンサーが質問する形に。一通りやり取りを終えた後、アナウンサーは「本来はここからが代表質問の予定だったんですが、なにぶん古賀選手も緊張しているということで皆さんも広い心でみていただければ」とフォローしていた。
古賀はパリ五輪直前の7月9日に同五輪を最後に現役を引退することを表明。本大会では1勝2敗で1次リーグ敗退。最終戦のケニア戦後には「バレーボールが大好きな古賀紗理那として戦いました」と話し、勝利後の記念撮影で涙を流していた。
◆古賀紗理那(こが・さりな)1996年5月21日、熊本県出身。母の影響で小学2年からバレーボールを始めた。大津中3年時は全日本中学校選手権で3位。信愛女学院高に進学し、高校2年時から日本代表に選出された。3年時はインターハイ準優勝。卒業後の2015年からNECに所属。23-24年シーズンは皇后杯とVリーグを制する2冠で2連覇に貢献し、MVPを獲得した。21年東京五輪代表。180センチ。最高到達点は305センチ。夫は男子日本代表の西田有志。