引退の古賀紗理那、会見見守る夫・西田有志に感謝「ずっと私の味方でいてくれた。これからはお世話頑張りたい」西田照れ 妻要望で2S撮影実現
バレーボール女子の21年東京五輪、24年パリ五輪代表で、パリでは主将を務めた古賀紗理那(28)が16日、都内で現役引退会見を行った。
古賀選手にとってバレーボールとは、との質問には「1つ自分の課題があって、それを克服するために練習して、克服しても新しい課題が出てくる。一生課題がある。成長するために必要だった大切なもの」と語り、東京五輪後に引退を考えながらもパリ挑戦を決断したことに「東京五輪の初戦で怪我をしてしまって、気持ち落ちてしまったんですけど、日本代表として戦う自分にとって、やり残したことがあるんじゃないかと。気持ちが終わったから、日本代表行きませんは後悔するなと思った。強い気持ちでやろうと決意しました。3年間大変なこともありましたが、成長したと思う。続けてよかった」と振り返った。
今後の夢については「本当に全然考えてなくて」としつつ「夫のお世話を頑張りたいなと思います」と笑った。会見場では夫の西田有志も優しい視線で見守っていた。
夫への思いを問われると「私は本当に思ったことをすぐに言っちゃう性格なので、全部夫にむかつくことも楽しかったことも言っていた。大変だっただろうなと思います。苦しい時にずっと私の味方でいてくれた。これからはお世話を頑張りたいなと思います」と語ると、西田も照れ笑いを浮かべていた。
その後、会見終了後の写真撮影では報道陣の後ろから西田もスマホで撮影。その後、古賀の要望で2ショット撮影が実現した。最後に言葉を求められると、「僕の奥さんになっていただいたんですけど、長い現役お疲れさまでした。引き続き自分達でいい家族を築きあげていけたら」と、語りかけた。
古賀はパリ五輪直前の7月9日に同五輪を最後に現役を引退することを表明。本大会では1勝2敗で1次リーグ敗退。最終戦のケニア戦後には「バレーボールが大好きな古賀紗理那として戦いました」と話し、勝利後の記念撮影で涙を流していた。
◆古賀紗理那(こが・さりな)1996年5月21日、熊本県出身。母の影響で小学2年からバレーボールを始めた。大津中3年時は全日本中学校選手権で3位。信愛女学院高に進学し、高校2年時から日本代表に選出された。3年時はインターハイ準優勝。卒業後の2015年からNECに所属。23-24年シーズンは皇后杯とVリーグを制する2冠で2連覇に貢献し、MVPを獲得した。21年東京五輪代表。180センチ。最高到達点は305センチ。夫は男子日本代表の西田有志。