パリ五輪金の体操男子日本が「不思議な奇跡」を経験 岡慎之助、杉野正尭が「あります、あります。離れていても手が伸びる」

 パリ五輪体操男子団体総合で金メダルを獲得した日本代表の岡慎之助、杉野正尭が18日、日本テレビ系「シューイチ」に出演。パリ五輪で経験した「不思議な奇跡」を紹介した。MCの中山秀征が「不思議な奇跡。離れていても手が伸びる、というのがある?」と質問すると2人とも「あります、あります」と声をそろえた。

 「僕の種目別鉄棒。めっちゃ伸びた」と岡。離れ技のコールマンを試みた際に「あれ絶対に落ちるところで。ヤバい、届かない、と思ったけど手を伸ばして。(右手、左手の順につかみ)あれば伸びてました」と振り返った。

 杉野も種目別決勝の演技冒頭のF難度の大技「ペガン」で「バーを見た時にヤバいと思ったけど、ギュッてやったらピッて伸びた。ギュッと伸びて、片手だけ持ててそのまま(演技を)つなげられた」。実際の映像では右手だけでバーをつかみ、左手は離れてしまっているが「(片手だけでもバーにかかれば)ギュッと引っ張れるんで。それが伸びなかったら落ちてた」と話した。

 番組ではともに4年後のロサンゼルス五輪にも意欲。岡が「4年後も連覇して勝てる選手になっていきたい。体操の美しさ。持ち味を失わないようもっと磨いて、ロス五輪でも美しい体操を披露したい」と話せば、杉野も「オリンピックに熱量を持って、また一から踏み出していけば連覇も可能。目標としてやっていきたい」と意気込んだ。

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