バレーボール男子日本代表の石川祐希（ペルージャ）が１８日、セリエＡの２４－２５年シーズンへ向けてイタリアに出発した。同日に自身のＳＮＳを更新。サムアップポーズの絵文字を添えながら「行ってきます。イタリアセリエＡのペルージャでバレーボールを極めてきます」と投稿した。

　金メダルを狙ったパリ五輪では、イタリアにフルセットの末に敗れて２大会連続の８強。石川は「勝つチャンスを持っていながら僕が最後一本を決められず、このような結果になってしまった。責任を感じている」と大粒の涙を流し、悔しがっていた。帰国してからは、４年後のロサンゼルス五輪でのリベンジに強い意欲を示していた。

　２４－２５年シーズンは、世界クラブ選手権２連覇やリーグ制覇を果たし、“世界最強”と称されるペルージャでプレーする。指揮官を務めるアンジェロ・ロレンゼッティ氏は、大学生でセリエＡに初挑戦したモデナ時代の監督。セリエＡ移籍１０年目を迎える節目のシーズンへ「優勝のみを目指して、世界一に近づけるようにしたい」と意気込みを語っていた。