レスリング 藤波朱理「あの怪我があったから」3月に左肘手術 完全ギプス固定の姿を公開 金メダル報告で医療スタッフが笑顔に

 パリ五輪・レスリング女子53キロ級金メダリスト・藤波朱理(20)が19日、自身のインスタグラムに新規投稿。3月に受けた左肘手術直後の写真、病院を訪問して金メダル獲得の報告をした写真などをアップし思いをつづった。

 今大会は左肘にサポーターを巻きながらの戦いとなった藤波。3月、練習中に左肘を脱臼&靱帯断裂の重傷を負って手術を受けた。直後はギプスで左腕を完全に固定。五輪まで約5カ月前の悪夢だった。

 「怪我をした直後は、『オリンピックに間に合わないかもしれない、なんで今このタイミングなんだ』とネガティブな気持ちになってしまいました」と率直な心境をつづった藤波。「しかし、そんな時でも私の周りには多くの人が応援、サポートしてくれてすぐに前を向くことができました。たくさんの人が最短での復帰に向けてサポートしてれました。本当に感謝しています」と記した。

 その上で「私を信じてサポートしてくれた人達にこうして金メダルも持って報告に行けたこと、金メダルを自分の事のように喜んでくれたことが本当に嬉しいです!決して楽ではなかったし、1人では乗り越えられなかったですが、サポートしてくれた人達のおかげで乗り越え、オリンピックに出場できたと思います。今となって思えることは、あの怪我があったから今の私があると思います!怪我は体からのメッセージです。そして、あの怪我の苦しく悔しい経験は、夢を叶えた瞬間をより輝かせてくれる時間だったのだと思います」と振り返る。

 「今現在、怪我や、困難に苦しい思いをしている人がいるかと思います。そんな人に少しでも自分の優勝が力になれていたら本当に嬉しいです。その壁を乗り越えた先には特別な景色が待っているはずです!起こること全ては必然だと思います。偉っそうにすみません!」とメッセージを送った藤波。フォロワーも「壮行会での涙を見て、ホントに心がキレイな方だと思いました。こういう方に金メダルが渡り、ホントによかった。ゆっくり心身ともに休めてください」「藤波さんに感動をもらいました!病院のスタッフさんもうれしだろうな!自慢できますよ!」「早速報告に行ったんだね さすが」とコメントしていた。

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