800M日本記録保持者の“スーパー高校生”落合晃 女子の16歳・久保凛の活躍に「僕も負けてられない」 U20世界選手権は「優勝目指す」
陸上のU20(20歳未満)世界選手権(27日~31日、リマ)の日本代表が22日、成田空港からの出発前に報道陣の取材に応じた。男子800メートルで7月に1分44秒80の日本記録を出した高校3年の落合晃(18)=滋賀学園高=は「初めて世界選手権で戦える、楽しみという気持ちが大きいです。こうして日の丸をつけてチームジャパンで戦わせてもらえる。自覚を持ってしっかり自分の走りをしたい」と意気込んだ。
7月に日本記録を出したばかりだが、「すごく良い状態できている」と自信をのぞかせた。「世界の方々と勝負して、優勝と、自己ベストと43秒台を目指していけたら。(1分44秒50の参加標準記録を)視野に入れたい」と目標を掲げた。
パリ五輪の出場はできなかったが、刺激を受ける内容だった。「高速レースで世界記録にも迫るタイムだった。今回パリに届かなかった分、来年の世界陸上と4年後のロスが大きな目標。そこで勝負できるように、出るだけで満足するのではなく世界と勝負するイメージを持ちたい」と力を込めた。
U20世界選手権には女子800メートルで7月に日本新記録を出した16歳のホープ・久保凛(東大阪大敬愛高)も出場する。ともに“スーパー高校生”や“ロスの星”として注目を集めるだけに「久保さんの活躍は2年生で日本記録出されてすごく刺激になる。僕も負けてられないという気持ちになります」と切磋琢磨して4年後の夢舞台を目指す。