卓球女子団体で２大会連続の銀メダルに貢献した平野美宇（２４）が２２日、所属する木下グループ本社（東京都新宿区）で会見し、２５日に７季目が開幕するＴリーグに向けて「先日まで五輪をやっていたが、たくさんの方に足を運んでもらいたい。（２季ぶりに）王座奪還できるように頑張る。一番年上なので、ちょっとでも引っ張りたい」と意気込みを語った。

　先日まではパリ五輪に出場。自身初出場のシングルスでは準々決勝で敗れたが、団体戦では安定した戦いぶりで銀メダルに導いた。帰国後は会見などに追われたものの、１週間はオフを取れたといい、「お肉とかお寿司とか、日本のご飯が大好きなので、食べられてすごく幸せだった」と頬を緩めた。

　初出場だった東京五輪の後は「次も頑張ってね」と声を掛けられることが多かったものの、今回は「ゆっくり休んでね」と周囲から労いの声を掛けられることが多いと明かし、「２回目（の五輪）だし、改めて自分が年を取ったなという感じがした」と笑いを誘った。

　４年後のロス五輪挑戦については明言していないものの、「これからはＴリーグもあるし、自分のペースで１日１日を大切に強くなれるように。（今後は）絶対にこれがしたいというのは決まってないが、目の前の試合に集中したい」と語った。