“ワタガシ”準々決勝敗退で有終飾れず 渡辺「長い間やれて幸せ」 東野「うまくいかず終わって悔しい」 ペア解消前の最後の大会
「バドミントン・ジャパン・オープン」(23日、横浜アリーナ)
混合ダブルス準々決勝が行われ、パリ五輪銅メダルの渡辺勇大、東野有紗(BIPROGY)の“ワタガシペア”は台湾ペアにストレート負けした。
渡辺は「間違いなく一番成長させてくれたパートナーですし、ここまで長い間やってこれて幸せでした」と振り返った。一方の東野は「勇大君がいなかったらここまで来れなかったと思いますし。最後、あまりうまくいかないゲームで終わってしまったのが悔しいです」と悔いを残した。
この大会を最後にペアを解消する“ワタガシ”は、第1ゲームは5-11とリードを許している折り返すと、その後も点差を詰められず、9-21とこの大会初めてゲームを失った。
第2ゲームを相手の攻撃力の前に苦戦を強いられる。5-10から3連続ポイントで必死の追い上げを見せたものの、8-11と劣勢でインターバルを迎えた。その後も食らいついていったものの、最後までビハインドをはね返せず17-21で敗れた。
それでも試合後、2人は互いを労うようにハイタッチを交わした。
2人は富岡第一中学の先輩、後輩の間柄で当時、ペアを組んだ経験があった。その後、高校を先に卒業した東野が相性の良さから渡辺にオファー。本格的にペアを組むようになり、五輪2大会連続銅メダルの快挙を成し遂げた。
今後について、東野は桜本絢子(ヨネックス)と女子ダブルスを結成することを発表している。