重定知佳選手がパリ・パラ辞退 アーチェリー代表、他選手を中傷

 日本パラリンピック委員会(JPC)は23日、パリ・パラリンピックの日本代表でアーチェリー女子の重定知佳選手(41)=林テレンプ=が、代表を辞退したと発表した。6日、ブログへの投稿でパラアーチェリー選手の小野寺朝子さんに精神的苦痛を生じさせたとして、東京地裁の訴訟で約124万円の賠償命令を受けていた。

 重定選手は判決を不服として20日に控訴していたが、取り下げた。23日、代理人弁護士を通じ「私の軽率な投稿により、小野寺朝子選手を傷つけてしまったこと、心よりおわび申し上げます」と謝罪した。

 JPCは重定選手の行為が国際総合大会への「派遣規程」に違反する可能性があるとし、処分の検討に着手。同選手に弁明の機会を与えるなどしていたが、22日に辞退の申し出があった。JPCの森和之会長は「名誉毀損や誹謗中傷はいかなる場面においても断じて許されない」とコメントを出した。

 重定選手は2021年の東京パラリンピックに出場し、女子リカーブ個人(車いす、立位など)で7位。昨年の世界選手権では混合リカーブ団体で3位となっていた。

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