大の里 3週間の夏巡業は「すごく長かった」と苦笑いも手応え 大関とり期待の秋場所へ「頑張りたい」
大相撲の夏巡業が25日、神奈川県横須賀市で最終日を迎えた。関脇大の里(二所ノ関)は3週間の巡業を完走。「すごく長かった」と苦笑しつつ「春と違って(自身)2回目で、だいたいのことがわかった状態だった」と手応えを口にした。
今巡業では東北地方を多く回った。高校時代、青森県の十和田大会に例年出場していたことを思い出したといい「懐かしかったですね。父親が毎回自動車で来ていた。思い出の道を通ったり、巡業ならではだなと思った」と笑み。20日には自身のしこ名の由来となった大関大ノ里の出身地である青森県藤崎町を訪れて親類とも対面し「一番印象に残ってますね」と振り返った。
この日は、関脇霧島、若隆景らと申し合いを5番こなした後、ぶつかり稽古では大関豊昇龍の胸を借りて汗を流した大ノ里。大関とりの期待がかかる秋場所(9月8日初日、両国国技館)へ「9月場所に向けて、また頑張りたい」と気合を入れ直した。