白熊が新入幕 目標は大の里と同部屋優勝決定戦 中高大も1年後輩「少しでも早く追いつきたい」

 新入幕を果たして番付のしこ名を指す白熊(右)と肩に手をやる師匠の二所ノ関親方
 部屋の前でクマばりのポーズを決めて意気込む白熊
 新入幕を果たし、ポーズを決める白熊
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 日本相撲協会は26日、大相撲秋場所(9月8日初日、両国国技館)の新番付を発表し、白熊(二所ノ関)が新入幕を果たした。茨城県阿見町の部屋で会見し「素直にうれしい」と喜びを語った。

 同部屋の関脇大の里は、中学、高校、日体大の1年後輩。昨年名古屋場所後そろって新十両に昇進して以降は差がついていただけに「やっと大の里に少し近づくことができたかな」と頰を緩めた。

 名古屋場所は12勝3敗で十両優勝。師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)が「急激に成長した」と認めるキッカケも、実は大の里の存在だった。スピード出世の後輩は夏場所で史上最速V。その姿に、白熊は「このままじゃダメだ」と一念発起。稽古量を倍増させ、ぶつかり稽古で師匠の胸も借りて汗を流して結果につなげた。

 対戦してみたい力士を問われると「いずれ大の里と優勝決定戦で当たりたい」と回答。同部屋の力士による幕内の優勝決定戦は、1997年九州場所の貴ノ浪-貴乃花(二子山)が最後。師匠は「自分次第でしょう」と笑いながら「今の10倍ぐらい稽古をしないと」と精進を求めた。

 今年の初場所で、しこ名を高橋から改名。愛らしい風貌とマッチした珍名で、人気も急上昇中だ。師匠には新入幕で10勝を目標に設定された白熊。「まずは勝ち越し。挑戦者という気持ちでぶつかっていきたい」と意気込み「後輩は本当にすごいので、一日でも少しでも早く追いつきたい」と、大の里に並ぶような活躍を誓った。

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