バスケットボール米プロ・ＮＢＡで日本人最長の６シーズンプレーした渡辺雄太（２９）が２７日、都内で行われたＢリーグ１部（Ｂ１）・千葉Ｊの入団会見に臨んだ。今後の日本代表としての活動についても「招集されたときは期待に応えられるように全力でやっていければと思う」と語った。

　昨年のＷ杯、今年のパリ五輪に出場した渡辺にはある思いがあった。「これまでシーズン中にもかかわらず、Ｂリーガーが代表として、国内、海外でプレーして大変なスケジュールをこなしてくれたからこそ、僕とかアメリカでやっている選手は夏の間だけ帰ってきて五輪とかの大きな大会に参加できた」。国内リーグを戦いながらハードな代表活動もこなしていた戦友に感謝の思いを示した。

　ＮＢＡ選手には代表招集に関して制限があった。ただ今後は一切の縛りがなくなることから「自分もこれから招集された時は来たいに応えられるように、全力でやっていければと思う」と力を込めた渡辺。高校卒業後の２０１３年から渡米したため、Ｂリーグでのプレーは初めてとなるが「プレーするのも楽しみ。アメリカに行って成長した姿を見せられたら」と意気込んだ。