大関陥落の貴景勝 パリ五輪から刺激「相撲は挽回できるチャンスは比較的回数が多い」 大関復帰期す秋場所へ「全力を尽くすことに変わりはない」

 力士会に出席した貴景勝
 力士会に出席した貴景勝(左)と琴桜
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 大相撲秋場所(9月8日初日、両国国技館)に大関から関脇に降下して臨む貴景勝(常盤山)が27日、同国技館で行われた力士会に参加した。

 かど番だった名古屋場所で負け越し、25日まで行われた夏巡業は慢性的な首痛のため全休。治療とトレーニングに専念してきた。「どうしても治すことと鍛えることは反比例する」と難しさを口にする一方で「やれることはやってますよ。衝撃に負けない体作りをやってきた」と説明。相撲をとる稽古を再開したかは「毎日の自分の状態で決めています」と話すにとどめた。

 17日間の熱闘が繰り広げられたパリ五輪も「柔道とか1対1で戦う競技が好き」とチェック。「オリンピックは4年に1回。僕らは悔しいと思ったら、挽回できるチャンスは比較的回数が多い」と違いに触れ「見ていても元気をもらったし、僕らもいい相撲をとれれば誰かの活力になってくれるのかなと思ってみていました」と刺激を受けたことを明かした。

 秋場所で10勝以上すれば大関復帰がかなう。勝負の15日間となるが「毎場所、一生懸命やってきた。今場所がいつもより…ということはない。全力を尽くすことに変わりはない」と不変の姿勢を強調。「どんな状態でもやるしかない。自分の一番いい状態を作っていきたい。結果は後からついてくる」と力を込めた。

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