左膝手術の朝乃山「気持ちはまだ折れていません」手術から約1カ月で歩いて力士会出席「だいぶ歩けますよ」

 大相撲名古屋場所で左膝前十字靱帯断裂などの重傷を負った元大関の朝乃山(高砂)が27日、両国国技館で行われた力士会に参加した。

 7月末に左ひざを手術したことを感じさせない様子で歩いて階段も上り「だいぶ歩けますよ。サポーターを着けてますからね」と説明。昨年右膝靱帯の再建手術を受けた幕内若隆景とも明るい表情で話し「似たようなケガなので、いろいろ教えてもらっている」と、リハビリの助言を受けていることを明かした。回復の状況は歩行が可能となった程度で、上半身のトレーニングを行っているという。

 秋場所は十両に転落。師匠の高砂親方(元関脇朝赤龍)は復帰までに1年近くかかる見通しを明かしている。全休が続けば、来年の春場所では三段目に転落する可能性もある朝乃山だが「しっかり治すことを優先して。気持ちはまだ折れていません」とキッパリ。前向きに復帰への意欲を口にした。

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