大の里 大関とりへ無心「考え過ぎず、思い切って」 秋場所12勝で目安33勝到達

 大相撲の関脇大の里(二所ノ関)が27日、両国国技館で行われた力士会に参加した。

 新小結だった夏場所では12勝3敗で初優勝し、新関脇の名古屋場所で9勝。秋場所(9月8日初日、両国国技館)で12勝すれば、大関昇進の目安とされる「三役で直近3場所合計33勝」に到達する。好成績で大関昇進の可能性があった名古屋場所では連敗スタートと波に乗れず。「考え過ぎた反省もある。自分の中で先走ってしまった部分があった」と振り返った24歳は、秋場所での大関とりへ「あまり考え過ぎず、15日間思い切って。自分の相撲をとりたい」と無心で臨む姿勢を示した。

 秋場所では、中学、高校、大学でも1年先輩で同部屋の白熊が新入幕。番付発表があった26日は、一緒に焼肉を食べに出かけてお祝いした。「財布を出させてくれなくて。本人もうれしかったと思うし、出してくれました」とごちそうになったことを楽しそうに明かした大の里。「中学からずっと一緒に稽古して、一番近い存在。部屋も盛り上がるし、下も刺激になる。白熊と大の里、2人で二所ノ関部屋を盛り上げたい」と意気込みも新たに共闘を誓った。

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