内島萌夏 全米オープン初戦突破 決定打数で圧倒「初めての全米で勝てたことは喜んでいいのかな」
「テニス・全米オープン」(26日、ニューヨーク)
四大大会最終戦が開幕してシングルス1回戦が行われ、世界ランキングで日本女子最上位の64位につける内島萌夏(23)=安藤証券=は111位のタマラ・コルパチュ(ドイツ)に3-6、6-3、6-4で勝ち、初出場で2回戦に進出した。男子は世界53位の西岡良仁(ミキハウス)が同54位のミオミル・ケツマノビッチ(セルビア)と6-7、6-2、7-5、5-7で迎えた第5セット途中でけいれんのため棄権した。
内島は第1サーブ成功率が46%と低調で、ストローク戦での強打に活路を見いだした。決定打の本数は25で、相手の17を上回った。勝利の瞬間は拳を握り締め「初めての全米で勝てたことは喜んでいいのかな」と笑った。母の出身地マレーシアで生まれ、4~8歳は父の仕事の都合によりインドネシアでの暮らしも経験。日本へ移り、9歳で競技を始めた。今季は全仏で四大大会初勝利を挙げた。8月11日が誕生日で、名前は「萌夏」。「夏は大きい大会が続くのでわくわく感がある」と一つでも上を目指す。