【パリ共同】パリ・パラリンピック第２日の２９日、競泳の男子５０ｍ平泳ぎ（運動機能障害ＳＢ３）で鈴木孝幸（３７）が４８秒０４で今大会の日本勢メダル第１号となる「金」を獲得した。この種目は２１歳だった２００８年北京大会以来１６年ぶりの制覇。

　先天性の四肢欠損で、右腕の肘から先と両脚がない。０４年アテネから６大会連続出場の日本の第一人者で、前回東京大会では５個のメダルを手にした。

　この日のレースでは抜群のスタートで序盤をリード。最後は逃げ切ってパラでの通算メダル数を１１個に伸ばした。

　今大会は２連覇が懸かる１００ｍ自由形などに出場を予定しており、どこまでメダル数を積み上げるか注目される。