陸上男子100m・サニブラウン 最終戦出場権獲得 後半伸び欠くも5位 強行軍でも見せ場つくる

 「陸上・ダイヤモンドリーグ」(30日、ローマ)

 男子100メートルでパリ五輪後の初レースとなったサニブラウン・ハキーム(東レ)は追い風0・3メートルの条件下で10秒05の5位だった。サニブラウンは年間上位者によるDL最終戦(9月13、14日・ブリュッセル)の出場が決まった。女子1500メートルで田中希実(ニューバランス)は今季自己最高の3分59秒69で12位。走り幅跳びの秦澄美鈴(住友電工)は6メートル36で8位だった。

 男子100メートルのサニブラウンはパリ五輪のファイナリストたちを相手に、前半に見せ場をつくった。試合前日29日に拠点の米国からローマ入りした強行軍。「ちょっとハードスケジュールではあった」という状態ながら、きっちりとDL最終戦の出場権を手にした。

 低い姿勢で飛び出し、力強く腕を振って加速。60メートル地点はパリ五輪銅メダルのカーリー(米国)らを抑え、トップから0秒08差の3番手で通過した。しかし得意の後半で伸びを欠いて5位に終わり「もうちょっと速く走れるかなと思った。最後の方は意識している部分ができなかった」と悔しさものぞかせた。

 パリ五輪はあと一歩で決勝進出を逃した。「今季はタイム的にもパフォーマンス的にも悪くないが、求められるものはもっともっと上。もう1試合、しっかり集中していければ」と言葉に力を込めた。

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