パリ五輪銀メダルの玉井陸斗が貫禄V 台風10号による競技短縮も影響なし 20人による決勝一発勝負で本領発揮

 1本目を終えてトップに立つ玉井陸斗(撮影・石湯恒介)
 1本目を終えてトップに立つ玉井陸斗(撮影・石湯恒介)
 4本目で圧巻の演技を見せる玉井陸斗(撮影・石湯恒介)
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 「飛び込み・日本選手権」(1日、インフロニア草津アクアティクスセンター)

 男子高飛び込み決勝が行われ、パリ五輪で日本勢初の銀メダルを獲得した玉井陸斗(17)=JSS宝津=が524・50点で、2大会ぶりの優勝を果たした。2位は424・80点で西田玲雄(岡三リビック)、3位は417・00点で金戸快(セントラルスポーツ)が入った。

 貫禄の演技だった。玉井は1本目から89・60の高得点をたたき出すと、その後も水しぶきの立たないノースプラッシュを連発。4本目の逆立ち種目では99・00点、最終6本目の5255B(後ろ宙返り2回半2回半ひねりえび型)では97・20点をマークし、2位と約100点差をつけて圧勝した。

 開催100回目を迎えた今大会は、台風10号の影響によって競技時間が短縮。予選と決勝の2試合が行われる予定だったが、予選は実施せずに決勝のみを行うことになった。通常なら決勝は12人で競技するが、予選での絞り込みがないため異例の20人が出場。1人ごとに演技する飛び込みにとって、参加人数が多いほど待ち時間は長くなる。いつもと違う試合感で調整が難しくなる中、玉井は実力を発揮し、対応力も見せた。

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