陸上トランス選手、パラ決勝逃す 「最高に美しい経験だった」

 【パリ共同】パリ・パラリンピックで2日、陸上女子400m(視覚障害T12)準決勝に出場したトランスジェンダーのイタリア代表バレンティナ・ペトリロ(50)は自己ベストを出したが全体6位で敗退し、決勝進出を逃した。競技後に「最後まで頑張り抜いた。最高に美しい経験だった」と涙を浮かべた。6日の200m(同)にも出場する。

 選手の多様性を重んじるパラにおいてもトランスジェンダーの女子カテゴリーへの参加には賛否両論があり、ペトリロの競技結果が注目されていた。国際パラリンピック委員会(IPC)はトランスジェンダーの参加について、各国際競技連盟の判断によると説明している。

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