河村勇輝「契約勝ち取っていい報告、恩返しできるように」 NBA挑戦前最後の国内イベント、ファン4478人の前で誓い

 国内最後のイベントに出席した河村勇輝
 横浜BCが開いたNBA挑戦応援のイベントで、ファンに手を振る河村勇輝
 横浜BCが開いたNBA挑戦応援のイベントで、花束を贈られた河村勇輝(左)
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 バスケットボール男子日本代表で、米プロNBAのグリズリーズとエキシビット10契約を結ぶ河村勇輝(横浜BC)が3日、横浜市内で行われたイベントに出席した。渡米前最後の機会とあって、会場には4478人のファンが集結。夢の挑戦に向けて「まだスタートライン。ツーウェイ契約、本契約を勝ち取り、NBAの舞台に立って皆さまにいいご報告、恩返しができるように頑張っていきたい」と意気込みを語った。

 イベントではチームメートらとともに3点シュート対決や、1体1などを実施。ダンクコンテストでは、公式の高さよりも低いゴールとボールが用意され、河村はボールを空中で股下を通してからリングにたたきこむ豪快なダンクシュートを披露し、ファンを沸かせた。

 最後は声援に応えながら両手を上げて観客席を2週。ファンとハイタッチする場面もあり、「頑張れ!」、「ありがとう」の声が飛び交った。河村は「4年間所属した横浜BC最後のイベントになって寂しい気持ちもあるけど、ファンの皆さまが温かく送り出してくださって、すごくワクワクの気持ちが強いイベントになった」と振り返った。

 三遠に特別指定選手として加入した福岡第一高3年時からBリーグデビュー。横浜BCでは4シーズンプレーし、22-23年シーズンはMVPと新人賞を同時受賞、23-24年シーズンは1試合20・9得点、8・1アシストの成績を残した。日本代表では、トム・ホーバス体制に欠かせない正司令塔として躍動。昨夏のワールドカップではフィンランド撃破など、パリ五輪ではフランスを試合終了間際まで追い詰める活躍を見せた。

 ◆エキシビット10契約とは 開幕前のトレーニングキャンプに参加する選手向けに設置された契約形態。17-18年シーズンから導入された。各チーム最大6人まで結べる。契約期間はシーズン開幕(24-25年シーズンは10月22日に開幕)まで。その後は解雇か、2ウェイ契約に切り替えられる。無保証の最低年俸契約だが、契約解除されても契約チームの下部組織のGリーグと契約できる。過去には渡辺雄太がラプターズと、馬場雄大がマーベリックスと、直近では富永啓生がペイサーズと同契約を結んでいる。

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