琴桜がレスリング金・日下の訪問に笑顔「うれしいかぎり」2月の体験入門で助言 日下「相撲をやっていたからのご縁」

 佐渡ケ嶽部屋を訪問したパリ五輪レスリング金メダリストの日下(中央)
 パリ五輪レスリング金メダリストの日下(右)と笑顔で握手する琴桜
 パリ五輪レスリング金メダリストの日下(前列)と記念撮影する(後列左から)琴勝峰、琴桜
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 大相撲の大関琴桜(佐渡ケ嶽)が4日、千葉県松戸市の部屋で稽古し、パリ五輪レスリング男子グレコローマン77キロ級金メダリスト・日下尚(三恵海運)の訪問を受けた。中学まで相撲経験もあった日下が2月に体験入門した際、実際に肌を合わせて差し手や体重のかけ方などを助言。最高の報告に「金メダルを初めて見た。表彰式で着けていたら首が痛くなりそうだなというぐらい重かった」と笑みを浮かべた。

 金メダルの後のインタビューなどで、日下は相撲経験がレスリングに生きていると力説。大関は「(金メダルは)うれしいですし、その後に名前を出してくれて、相撲があったからと言ってくれた。相撲界としてもうれしいかぎり」と感謝した。

 日下も「報告に来られるのはうれしいこと。本当に相撲をやっていたからのご縁だと思う。このご縁を大切にしていきたい」と喜んだ。相撲とレスリングの共通点については「姿勢が似ているし、まわしを取らせない攻防が多い。体の使い方や技術…グレコローマンはめちゃくちゃ参考になる」と説明。再び稽古を見学し「相撲の稽古はやっぱりすごく厳しいし、独特の雰囲気がある。自分もそういうこと(初心)を改めて思い出しながら見ていました」と背筋を伸ばした。

 この日の稽古では、琴桜は弟弟子の幕内琴勝峰と10番とって7勝3敗。夏巡業中は腰痛を発症して稽古を積めていなかったが、本格的に再開してから1週間弱で状態を上げてきた。秋場所(8日初日、両国国技館)へ向けては「出るからには狙っていかないと」と悲願の初優勝に照準。日下の金メダルも刺激に、今度は自身がV報告する。

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