レスリング・日下尚 2月に“出稽古”の佐渡ケ嶽部屋に金メダル報告「うれしいこと。本当に相撲をやっていたからのご縁」

 パリ五輪レスリング男子グレコローマンスタイル77キロ級金メダリストの日下尚(23)=三恵海運=が4日、千葉県松戸市の大相撲・佐渡ケ嶽部屋を訪問した。中学まで相撲経験もあり、2月に同部屋へ“出稽古”。差し手の技術や体重のかけ方などの助言をもらっていた。

 金メダル獲得の報告がかない「うれしいこと。本当に相撲をやっていたからのご縁」と笑顔。相撲とレスリングの共通点を「姿勢が似ているし、まわしを取らせない攻防が多い。グレコローマンはめちゃくちゃ参考になる」と説明し「相撲の稽古はやっぱりすごく厳しいし、独特の雰囲気がある」とうなずいた。

 かねて日下は相撲経験がレスリングに生きていると力説。金メダルを初めて見たという大関琴桜は「うれしいですし、相撲があったからと言ってくれた。相撲界としてもうれしいかぎり」と感謝した。

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