元ワタガシ渡辺勇大と新ペアの田口真彩、女子ダブルスも快勝 お相手が明かす「おちゃめで無邪気」意外な素顔とは
「バドミントン・全日本社会人選手権」(8日、鳥取市民体育館エネトピアアリーナ)
“ワタガシペア”で東京、パリ五輪2大会連続銅メダルの渡辺勇大(27)=BIPROGY=と新たに混合ダブルスを組んだ田口真彩(18)が、女子ダブルスで佐藤灯(23)=ともにACT SAIKYO=とのペアで2、3回戦をいずれも2-0で勝ち進んだ。
前日は混合で初戦突破、この日も2連勝でスタートと2冠へ弾みをつけた。「緊張して自分らしいプレーは出せなかったことが多かった。灯さんが声をかけてくれて思い切ってやろうと思えた。自分の中で難しい試合だったが、乗り越えられてよかった」と振り返った。混合と女子それぞれを経験するメリットについて「混合をやることで前衛のスキルが女子ダブルスにも生きる。男子の速いスマッシュを返さなければいけないので」と技術面の向上に期待した。
佐藤は「自分たちの強みはスピード。それ以外の強みも探していきたい」と話した。パリ五輪女子ダブルスで銅メダルを獲得した志田千陽、松山奈未組=再春館製薬所=の活躍ぶりに「自分も上手になりたいと思い、勉強になった」と4年後のロス五輪出場にも意欲をみせた。
4月に社会人になったばかりの田口は、佐藤から「バドミントンの部分はとても真剣だが、プライベートはおちゃめで無邪気なところがあり、ちょっとした場所でつまずいていたり、忘れ物が多かったりする」と素顔を明かされ大笑い。田口も佐藤について「お姉さん的な存在。自分はまだまだ子供で、助けてもらってばかり。頼りになる先輩です」と話していた。