錦織圭「緊張した」8年ぶりデビス杯で貫禄勝利「久々に日本で戦える幸せ」34歳の葛藤も吐露「自分が出ていいのか」

 「男子テニス・デビス杯・ワールドグループ1部、日本-コロンビア」(14日、有明コロシアム)

 第2試合のシングルスで、8年ぶりの出場となった元世界ランク4位の錦織圭(34)=ユニクロ=がニコラス・メヒアに6-4、6-4で快勝した。日本は2勝0敗で勝利に王手。15日に行われる第3試合のダブルスでは、錦織が綿貫陽介とのペアで出場する。

 錦織がコートに登場すると、ほぼ満席となった会場は大きく沸いた。日本での実戦は東京五輪以来3年ぶりで、有観客では6年ぶり。ブレークを1度も許さない危なげない試合運びで貫禄勝ちし「久々の日本の試合で、あれだけお客さんが入ってデビス杯で緊張感はあった。その中で大事なところで2セット取って勝ったのは良かった」と及第点をつけた。

 デビス杯出場自体も16年9月のウクライナ戦以来、8年ぶりだった。「長い期間やってないなとは思ってはいたが、それだけ(8年も)やってなかったのはビックリ。寂しさはあった。デビス杯に出られてないなと」と驚いた様子。続けて、「今回、自分の中でもちょっと葛藤はあり、自分がデビス杯に出ることがいいことなのかと。若手が育っていて、経験させてあげた方がいいというのもあるし」とベテランとしての複雑な心境を吐露した。「でも(自分も)調子が上がってきて、日本を勝たせる力になれたらうれしいなと思うし、添田(豪)監督から話をもらって出たいなというのもあったし、このデビス杯の緊張感の中で試合できる経験値も大きい。そこで戦えることと、久々に日本で戦える幸せを味わいたかった」と、久々の出場を決めた胸の内を明かした。

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