テニス・西岡良仁 猛暑での国内試合で快勝も「ギリギリの気温…かなりキツかった」8月全米で途中棄権も経験「クリアには動けない」

 「男子テニス・デビス杯・ワールドグループ1部、日本-コロンビア」(14日、有明コロシアム)

 第1試合のシングルスで、世界ランク54位の西岡良仁(28)=ミキハウス=がアドリア・ソリアーノ・バレラに6-2、6-4で快勝し、先勝した。

 久々の日本での試合となったが、快晴の東京都内では気温が35度近くまで上昇。さらに、有明コロシアムの屋根は開け放たれており、日光も差し込む厳しい環境となった。14時開始の第1試合に臨んだ西岡は、快勝したものの「(プレーできる)ギリギリの気温だった。かなりキツかった」と明かした。

 西岡によれば、試合直前までの暑さの指標は基準を超えていたため、試合開始を遅らせる可能性もあったという。14時前になって数値をクリアしたといい、「アップをしている12時半くらいまではやらない想定で、それくらい暑かった。普段と違ってクリアには動けないし、最初からフルにプレーするともたない」と説明した。

 日本の現ナンバーワンは、8月の全米オープンでは熱中症のような症状で棄権した経験もあるだけに、ドリンクに暑さ対策の成分を追加して対処しているという。また、フルセットにもつれる可能性も考慮して前半はセーブしながらプレーしたといい、「ある程度温存してやっている。今日はお互いサーブが良くてキープする展開だったので楽だった」と汗を拭った。

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