女子フルーレ銅の東晟良が準V パリ五輪後は休息「初めて剣を1カ月持たなかった」 五輪代表2人撃破の長瀬凛乃が初優勝

 「フェンシング・全日本選手権」(14日、沼津市総合体育館)

 開幕し、女子フルーレ決勝はパリ五輪団体で銅メダリストの東晟良(共同カイテック)が長瀬凛乃(日女体大)に6-15で敗れて準優勝となった。長瀬は初優勝で、準々決勝ではパリ五輪代表の上野優佳(エア・ウォーター)を撃破していた。

 決勝で苦しい展開が続いた東は点数を離されたまま敗戦。「今日はここまで来られると思っていなかった。うれしい気持ちと悔しい気持ち」と複雑な表情だった。

 パリ五輪後は休息を取った。「4年に一度のためにずっと練習をしてきて体と心が休みたかった。フェンシング人生で初めて1カ月剣を持たなかった」と練習は9月から再開した。今大会はパリ五輪から期間が短く、出場した五輪代表の4人にとっては難しい調整だった。

 今後へは「11月からワールドカップが始まる。4年後に向けてより多くメダルが取りたい」と切り替えを誓った。夢の金メダルへ、再び鍛錬の日々が始まる。

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