渡辺雄太 “Bリーグデビュー戦”で7得点「誰よりもこの日を楽しみにしていた」 キレッキレミドルシュートで初得点

 第1Q、レイアップシュートを決める千葉・渡辺雄太(撮影・吉澤敬太)
 第1Q、シュートを放つ千葉・渡辺雄太(撮影・吉澤敬太)
 第1Q、シュートを狙う千葉・渡辺雄太(撮影・吉澤敬太)
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 「Bリーグ・プレシーズンマッチ、SR渋谷72-65千葉J」(15日、ららアリーナ東京ベイ)

 日本人2人目のNBAプレーヤーとして活躍し、今季から千葉Jに加入した渡辺雄太(29)は、前半のみで15分44秒出場し、7得点で“Bリーグデビュー”を飾った。試合は千葉Jが65-72でSR渋谷に敗れた。

 日本バスケットボール界を引っ張ってきたスターの登場に、新拠点のららアリーナ東京ベイは7948人の大歓声に包まれた。渡辺は「新たなスタート」の意味を込めた背番号1を身にまとい、スタメン出場。第1クオーター(Q)4分過ぎにキレのあるステップバックからミドルシュートで初得点すると、富樫勇樹(千葉J)のパスからレイアップシュートも決めた。また第2Qには、ボールキャリーから速攻を決める積極的なプレーも光った。

 日本人2人目のNBAプレーヤーとして最長の6季プレー。今季から千葉Jに入団した。平均寿命4~5年と言われるNBAは、プレータイムを獲得することでさえ過酷な環境。大好きなバスケットができないことは、渡辺の精神をすり減らし、日本に帰国する理由の1つにもなった。

 この日のプレシーズンゲームでは、コートでもベンチでも常に笑顔が絶えなかった。試合後の会見でも笑みはこぼれ、「誰よりもこの日を楽しみにしていた。深く考えずに試合ができればと思っていた。楽しんでやれた。後半は出ないと思っていながらウズウズしていた。早く次の試合が待ち遠しい」と振り返った。

 現在のコンディションは6~7割。NBAではこの時期に状態を100%に仕上げ、首脳陣にアピールをする生活が当たり前だったため、日本に戻ってきた現在はリラックスした状態で開幕戦(10月5日)に向けて照準を合わせることができているという。

 今後はソウルSKナイツとのプレシーズンゲーム(16日)、天皇杯を経て、シーズンに入っていく。高校卒業後から渡米した渡辺にとって、Bリーグに所属するほぼ全ての選手が初めて対戦する相手。「NBAでは選手の特徴を6年間で頭に入れていた。(これからは)自分の知らない選手とのマッチアップが増えてくる。早く選手の特徴をつかまないといけない。過去の映像を見ながら勉強していかないといけない」と気合を入れた。

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