パリ五輪団体金・岡慎之助が平行棒圧勝V 着地ぴたりと止めライバル圧倒「自分らしい演技ができた」
「体操・男子スーパースペシャリスト選手権」(16日、アリーナ立川立飛)
種目別で争われ、平行棒はこの種目でパリ五輪銅メダルの岡慎之助が15・400点で圧勝した。鉄棒は同五輪団体総合金メダルの杉野正尭(ともに徳洲会)が14・833点で制し、五輪種目別王者の岡は6位だった。昨年新設された賞金大会。あん馬は谷川翔(セントラルスポーツ)が15・000点で優勝し、杉野は14・733点で3位だった。
五輪金メダリストが会場を沸かせた。平行棒の岡は15日の全日本シニア選手権でミスが出た技を修正し、着地もぴたりと止めた。Dスコア(演技価値点)、Eスコア(実施点)ともにトップとライバルを圧倒し「自分らしい演技ができた」と白い歯を見せた。
鉄棒の杉野は「ペガン」「カッシーナ」など高難度の離れ技を次々と決めた。「体操の魅力を伝えたかった」と前日の構成からDスコアを大幅に上げての頂点。「ペガン」の空中姿勢をさらに難しくした技を新たに入れる構想も明らかにした。