やり投げ・北口が凱旋帰国「北海道のおいしいもの食べられたら」アジア&世界記録へは「夢で見られるぐらいになってきた(笑)」

 陸上女子やり投げでパリ五輪金メダリストの北口榛花(26)=JAL=が16日、今季の試合出場を終え、羽田空港に凱旋(がいせん)帰国した。8月に日本女子のトラック・フィールド種目で初の五輪金メダルを獲得し、今月14日には最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)・ファイナルで日本勢初の2連覇を達成。帰国会見では森永製菓から“ハイチュウやり”をプレゼントされるサプライズもあり、笑顔満開だった。

 以下、北口榛花との一問一答。

  ◇  ◇

 -今季を終えて。

 「ひたすら悩み続けて、もがき続けたシーズンだった。シーズン始めはあまり調子がよくなかった中、重要な試合で勝ち切れたことはすごく大きなこと。自己ベストが出なかったのは悔しい。記録は来年以降しっかり目指せる状態でシーズンに臨めたら」

 -これからトレーニング方法を模索する。

 「(2004年アテネ五輪男子ハンマー投げ金メダリストの)室伏(広治)さんも自分に合ったトレーニングを考えて敷き詰めて競技をして、いい結果を残されていた。自分にもそういうものがあるんじゃないかなと思っている」

 -地元・旭川に戻る。

 「ラーメンとかおすしとか北海道のおいしいものが食べられたらいいなと思う(笑)」

 -アジア記録(67メートル98)、世界記録(72メートル28)への距離感は。

 「去年と違うのは完璧じゃなくても65、66メートル飛び始めている。しっかりきれいに投げられればアジア記録は出る。68メートルぐらいまではすぐ飛ぶと思っていて。70メートルも夢で見られるぐらいになってきたんで(笑)。想像できるものになっただけで、前よりは近づいてきたんじゃないかな」

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