陸上女子やり投げでパリ五輪金メダリストの北口榛花（２６）＝ＪＡＬ＝が１７日、所属先の日本航空（ＪＡＬ）のアスリート社員として、都内で社内報告会を行った。五輪金のご褒美として、パティシエの父に『金メダルタルト』を熱望する一幕があった。

　北口は五輪で金メダル獲得と１４日のダイヤモンドリーグ（ＤＬ）ファイナルでの２連覇達成を果たし、１６日に羽田空港に帰国していた。快挙連発の今季を終え、ご褒美を聞かれると、「私のご褒美はまだまだ先になると思うんですけど、地元でおいしいものを食べたい。家族で旅行にも行けたら良いなと思ってます」と目を輝かせた。

　パティシエの父・幸平さんにはご褒美スイーツを作ってもらうこともしばしば。父からの五輪金のご褒美はあるかと聞かれると、「父のケーキに関しては、毎回私につくったものを最終的にお店に出している。そこまで考えなきゃいけないので、ないのかな」と笑いつつ、「せっかく金メダルをとったので、（ここで言って）お父さんに怒られないか心配ですけど、『金メダルタルト』を私はプッシュしてます」とにんまり。「採用されるかは父次第なので。出た際にみなさん取り上げてくださったらと思います」と楽しげに呼びかけた。

　７月から約２カ月ぶりの日本。「私は昨日帰ってきたばっかりでまだ日本のスーパーやコンビニには行けてない」と明かしつつ、「期間限定とか新発売のものを片っ端から食べたい」と日本での食事も心待ちにした。

　報告会では同所属で陸上男子１１０メートル障害５位入賞の村竹ラシッド（２２）、フェンシング男子エペ個人金メダル、団体銀メダルを獲得した加納虹輝（２６）らとともにトークした。