紀平梨花が2季連続全休決断「今季の試合出場はありません」中部選手権見送り発表 骨折の右足首「ほぼ完治」も「全力で動ける状態ではない」
フィギュアスケート女子で、18年GPファイナルなどを制した紀平梨花(22)=トヨタ自動車=が18日、自身のSNSを更新。今季を全休することを発表した。エントリーしていた中部選手権(21日開幕、名古屋)出場を見送ることを発表。同選手権は12月の全日本選手権(大阪)の予選を兼ねており、昨年に続き出場を逃すこととなった。
紀平の全文は次の通り。
「今シーズンの試合についてお知らせがあります。私は9月21日からの中部選手権にエントリーしておりましたが、出場を見送ることとなりました。右足の距骨疲労骨折はほぼ完治に近づいており、毎日の氷上練習も再開できています。しかし、最新のMRI結果や私自身の感覚から、まだ安心して全力で動ける状態ではないとの医師の判断がありました。私自身も無理をして急ぐべきかどうかをよく考え、ブライアンコーチとも相談した結果、今回の決断に至りました。
今後も怪我に負担をかけない範囲で練習、トレーニング、そして治療を続けていきます。技術の向上と怪我の完全回復を目指し、日々精進していく所存です。
皆様の前で不安なく、自信を持って、のびのびと滑ることができる日を心待ちに、毎日精進して参ります。今シーズンは試合の出場はありませんが、これまで、そして今もいただいている応援やご支援に心から感謝しております。引き続き温かく見守っていただければ幸いです。 2024年9月18日 紀平梨花」
紀平は21年7月に疲労骨折した右足首の状態が22年の全日本選手権で悪化。なかなか完治しない状況が続き、23-24年シーズンは26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪に向けて完治を優先し、シーズンを全休していた。