ウクライナ出身・安青錦5勝目 新十両へ前進 通算成績は勝率9割超え37勝4敗

 千代丸(右)を寄り切りで破った安青錦(撮影・持木克友)
 千代丸(左)を攻める安青錦(撮影・持木克友)
2枚

 「大相撲秋場所・11日目」(18日、両国国技館)

 西幕下4枚目の安青錦(安治川)が千代丸(九重)を寄り切って5勝目を挙げ、来場所の新十両昇進に前進した。鋭い踏み込みから中に入ると、回り込む相手を逃さず、土俵を半周して最後は俵を割らせた。盤石の内容に「師匠(元関脇安美錦の安治川親方)に『思い切り当たっていけ』と言われた通り、それができてよかった」と納得の表情を浮かべた。

 ウクライナ出身の20歳。昨年秋場所で初土俵を踏むと、序ノ口、序二段で連続優勝を飾るなど、止まることなく番付を駆け上がってきた。この日の白星で、通算成績は37勝4敗。勝率は9割を超えている。

 関取の座は目前に迫ってきたが「まだ場所は終わっていない。集中して勝てるように。自分の相撲をしっかりとりたい」と気の緩みはなし。最後の七番相撲に視線を向けた。

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