日本大 陸上、スケート部でも不正明らかに 奨学生部員から不適切徴収
日本大の重量挙げ部の幹部が、入学金や授業料が免除される奨学生の部員から不正に金銭を取り立てて流用していた問題で、日大は19日までに、陸上部とスケート部でも不適切な徴収があったと発表した。全競技部への調査で明らかになった。今後、奨学生への返金を進める。
日大によると、陸上部は過去10年で短距離、跳躍、投てき部門の計25人、スケート部は過去7年でアイスホッケー部門の29人の奨学生部員から、幹部が何の説明もせずに免除された学費の全額、または一部を徴収。奨学生ではない部員の授業料や施設整備資金に充てていた。
また、重量挙げ部について、過去10年で被害を受けた部員が48人に上り、被害総額が3685万円であったことも明らかにした。47人への返金は完了したという。