貴景勝が引退 大関在位30場所、優勝4回 18日夜に連絡 師匠の常盤山親方「よくやりましたよ」

 大相撲の元大関の関脇貴景勝(28)=本名佐藤貴信、常盤山=が現役を引退することが20日、わかった。師匠の常盤山親方(元小結隆三杉)が、秋場所13日目の同日午前に引退届を提出したことを明らかにした。貴景勝は慢性的な首痛の影響で、秋場所は3日目から休場。1場所での大関復帰条件だった10勝に届かず、来場所は6年ぶりに平幕に転落する見通しとなっていた。21日にも会見する予定。

 常盤山親方によると、18日夜に本人から引退の申し入れがあった。今後は年寄襲名の手続きを進めるという。同親方は「よくやりましたよ。詳しいことはまた(会見で)お話しします」と語った。

 貴景勝は兵庫県芦屋市出身。埼玉栄高から貴乃花部屋に入門し、2014年秋場所で初土俵を踏んだ。16年夏場所で新十両、17年初場所で新入幕。18年10月に千賀ノ浦部屋(現常盤山部屋)に転籍。同九州場所で初優勝。19年夏場所で大関に昇進した。強烈な突き押しを武器に活躍し、優勝4回、殊勲賞3回、敢闘賞2回、技能賞2回、金星3個。大関に通算30場所在位し、幕内を46場所務めた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス