フィジーに完敗認めたエディーHC 超速ラグビー「思っていたよりも先に進んでいる」 次戦はオールブラックス

 フィジーに敗れ、肩を落とす松岡(左から2人目)ら日本フィフティーン
 後半、タックルを受けボールを失う為房
 前半、トライを決めるライリー
3枚

 「ラグビー・パシフィック・ネーションズカップ・決勝、フィジー代表41-17日本代表」(21日、花園ラグビー場)

 世界ランク13位の日本は同10位のフィジーに17-41で敗れた。日本は前半を10-10の同点で折り返したが、後半に地力で勝るフィジーに4トライを奪われて突き放され、5年ぶりの大会制覇はならなかった。対戦成績は日本の4勝16敗となった。日本代表のエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)は完敗を認めながらも、成長を続けるために若手タレントの発掘とハードワークを継続することを強調した。今大会には日本のほか、フィジー、サモア、トンガ、米国、カナダの計6カ国が参加した。

 打倒フィジーを目指したエディージャパンだったが、さすがにランク上位の強豪の壁は厚かった。

 前半こそ同点で折り返したが、後半に入るとフィジーの多彩なアタックに防戦一方となった。後半19分にラインアウトのミスから逆襲されてトライを奪われると、そこから立て続けに3トライを喫して突き放された。終盤に1トライを返したものの、24点差の完敗。「きょうはフィジーに対して、どこの部分も勝るところがなかった。ブレイクダウン、空中戦…」と、エディーHCも現状での実力差を認めざるを得なかった。

 それでも、就任以来掲げている超速ラグビーの方針がぶれることはない。指揮官は「まだハードワークを長く続けるレベルには達していない」と言いながらも、「思っていたよりも先に進んでいると思う」と若いタレントを多く起用した代表チームの確かな成長に手応えをつかんでいる。次は10月のオールブラックス戦。「ニュージーランドにいかに勝つかだけを考える。ギリギリ最後まで追い詰める戦いをしたい」と決意を示した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス