尊富士が13勝目!再入幕へ前進「相撲界を盛り上げられれば」

 「大相撲秋場所・千秋楽」(22日、両国国技館)

 14日目に十両優勝を決めていた西十両11枚目の尊富士(伊勢ケ浜)が13勝目を挙げ、来場所の再入幕に前進した。時疾風(時津風)を相手に鋭く踏み込むと、強烈なおっつけから左上手を引いて一気に寄り切った。

 春場所での新入幕優勝後は、2場所連続で休場していた。「十両優勝というよりも、15日間相撲をとりたいという思いで土俵に上がっていた。15日間終わってホッとしています」と皆勤した安堵(あんど)感を吐露。再入幕の可能性も膨らむ中「まだわからないけど、課題もあった。しっかり修正して、また一からいい相撲をとって、相撲界を一つでも盛り上げられれば」と意気込みを口にした。

 幕内では大の里が2度目の優勝を飾り、大関昇進も決定的。1学年違いで大の里のライバルとしての期待もかかる尊富士は「すごい方。僕は追いかけるつもりで頑張る」と話した。

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