優勝の大の里 大関昇進確実に「まだ稽古して上に」大雨被害の故郷・石川県の話題に神妙「大変な状況になっている」
「大相撲秋場所・千秋楽」(22日、両国国技館)
前日2度目の優勝を決めた大の里が、優勝インタビューに臨んだ。
千秋楽では関脇阿炎と対戦。引き落としにバッタリと手をつき、2敗目を喫した。13勝2敗での優勝に、「勝って締めたかったが、優勝で終われて良かった」とうなずいた。
今場所を振り返り「先場所、悔しい思いをした場所。今場所は何とか頑張りたいというところで結果が出て良かった」と笑顔。年始の地震に続き、前日は豪雨で土砂被害に見舞われた故郷、石川県の話題について「大変な状況になっている。びっくりしましたし、優勝を決めて明るい話題を届けたいということで、優勝で元気になってくれたらと思います」と神妙な表情を浮かべた。
臨時理事会の招集で、大関昇進は確実な状況。13勝で、大の里は三役での直近3場所の合計で34勝。大関昇進の目安とされる33勝を上回った。
大の里は「まだまだたくさん稽古して、上に向けて頑張りたい。まだ、発表されてないので、しっかり待ちたい」と表情を引き締めた。