大の里、最速大関昇進へ 25日理事会で正式決定

 大相撲秋場所で優勝し、パレードでファンの歓声に応える大の里(右)=22日、東京・両国国技館
 大相撲秋場所で2場所ぶり2度目の優勝を果たし、日本相撲協会の八角理事長(右)から賜杯を受け取る大の里=22日、東京・両国国技館
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 大相撲秋場所千秋楽は22日、東京都墨田区の両国国技館で行われ、西関脇大の里(24)=本名中村泰輝、石川県出身、二所ノ関部屋=の最速の大関昇進が確実となった。番付編成を担う日本相撲協会審判部が、昇進を諮る25日の臨時理事会の招集を八角理事長(元横綱北勝海)に要請し、受諾された。これまで理事会で昇進が見送られた例はない。

 幕下10枚目格付け出しの初土俵から所要9場所は昭和以降で最速だった羽黒山、ともに幕下付け出しの豊山と雅山の12場所を更新した。新入幕から所要5場所は、年6場所制となった1958年以降新入幕で大鵬の6場所を上回る最速記録。

 相撲協会は25日に九州場所(11月10日初日・福岡国際センター)番付編成会議と理事会を開き、大の里の大関昇進を正式に決める。若手台頭による世代交代が求められる角界に、待望のスター候補が誕生した。

 14日目に2場所ぶり2度目の優勝を決めた大の里は関脇阿炎に敗れて13勝2敗。直近3場所合計34勝で、昇進目安とされる33勝を上回った。

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