バッハ会長後任IOC会長選に渡辺守成氏が立候補 「グローバルな国際機関に」 2017年アジア人初の国際体操連盟会長に

 国際オリンピック委員会(IOC)で来年に任期満了で退任するトーマス・バッハ会長(70)の後任を選ぶ同年3月の会長選挙に立候補した国際体操連盟(FIG)会長の渡辺守成氏(65)が24日、都内で取材に応じた。「スポーツを愛する子供たち、オリンピックに出ている選手たちのために、やらなきゃいけないことがあるんじゃないかと決意しました」と熱い思いを明かした。

 渡辺氏は2017年にアジア人初のFIG会長となり、現在2期目。18年からはIOC委員も務め、「FIG会長、IOC理事として8年間休みなく各国を回り、訪問した数は160カ国を超えている」と世界各国の現場の声を聞いてきた実績を強調した。

 選挙には世界陸連のセバスチャン・コー会長ら7人が立候補。渡辺氏は日本人初の立候補となり、アジアから初となる会長を目指す。「ヨーロッパを中心にしたオリンピック、IOCが今までだった。グローバルな国際機関に変革すべきじゃないか」と訴え、「決して楽な戦いではありませんが、精いっぱい努力したい」と力を込めた。

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