新大関大の里「明るい話題を」 石川県出身、豪雨の能登思う
大相撲で大関に昇進した石川県出身の大の里が25日、記録的豪雨に襲われた能登半島について言及した。茨城県阿見町での昇進伝達式後の記者会見で「輪島市をはじめ、能登が大変な状況になっている。優勝と大関昇進という明るい話題を届けられたかなと思う」と心配そうに語った。
輪島市などに大雨特別警報が発令された21日は、秋場所14日目だった。朝のニュースで知ったという大の里は「絶対に勝って決める」と奮起。圧勝して2度目の優勝を果たし、大関の座をぐっと引き寄せた。
1月1日の能登半島地震に続き、再び見舞われた災害に心を痛める新大関。「自分の相撲で少しでも元気が出てくれればうれしい」と地元への思いを口にした。