安青錦、戦禍から避難し新十両に 「毎日ウクライナのことを心配」

 ロシアの侵攻による戦禍から避難し、大相撲の力士になったウクライナ出身の安青錦(20)=本名ダニーロ・ヤブグシシン=の新十両昇進が25日、九州場所(11月10日初日)の番付編成会議で決まった。東京都江東区の安治川部屋で記者会見し「毎日ウクライナのことを心配している。勝つ姿を見せる」と引き締まった表情で話した。

 2019年世界ジュニア選手権中量級で3位になるなどアマチュアで活躍していたが、22年2月の侵攻でドイツに避難。相撲への思いは消えず、国際大会で知り合った関西大相撲部の関係者に連絡を取り、22年4月に来日した。

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