車いすテニス 小田が連覇 圧巻全試合ストレート勝ち「これからも勝ち続けます」
「男子テニス・木下グループ・ジャパン・オープン」(29日、有明テニスの森公園)
車いすの部決勝が行われ、パリパラリンピック金メダリストの小田凱人(東海理化)が、同銅メダルのグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)を6-3、6-4で下した。全試合をストレート勝ちで収め、2年連続2度目の優勝を果たした。
人さし指を天に掲げ、拳を何度も握りしめた。小田は、キープが続いた第1セットの第8ゲームでブレーク。第2セットも2度のブレークを成功させ、そのまま最後まで押し切った。
パラリンピック前から待ち望んだ大勢の日本ファンの前でのプレーに、小田も大興奮。大歓声を受けながら、ラケットをギターのようにかき鳴らす勝利のパフォーマンスも披露し、「僕が見たい景色が今日、見れました。本当にありがとうございます。センターコートで、めっちゃお客さんが入ったところで試合をしたいと思っていた。実現できてうれしい」と感極まった。
場内インタビューの最後には常勝宣言。「花は一回しか咲かない。これからも勝ち続けます」と声を弾ませた。