琴桜が初優勝 祖父の先代も未経験「琴桜の名前が入れられた。よかった」 全日本力士選士権 決勝で大の里寄り切る

 大の里(背中)を攻める琴桜
 優勝者に贈られる選士権章を巻いた琴桜
 大栄翔(背中)を寄り切る大の里
3枚

 「大相撲・全日本力士選士権」(30日、両国国技館)

 幕内トーナメントは、大関琴桜(佐渡ケ嶽)が決勝で新大関大の里を寄り切って、大会初優勝を飾った。

 1回戦で湘南乃海、2回戦で欧勝馬、3回戦で若元春、準決勝で竜電を、いずれも寄り切って決勝へ。最後も右四つ左上手を引いての力強い寄りで俵を割らせた。

 歴代優勝者には横綱、大関らの名がずらりと並ぶが、祖父で横綱の先代はこの大会を制したことがなかった。それだけに琴桜は「琴桜の名前が入れられたということですね。師匠(父で元関脇琴ノ若の佐渡ケ嶽親方)からも『頑張れよ』とハッパをかけられていた。よかった」と、継承したしこ名を歴史に刻んだことを喜んだ。

 この日は本場所で愛用する明るい緑ではなく、黒の締め込みを初披露。10月1日からの秋巡業でも、体に慣らすために着用する予定だという。前日には都内で大関昇進披露宴も開催され、さらなる活躍を誓っていた琴桜。初優勝を期す11月場所の九州場所へ弾みをつけ「幸先のいいスタートが切れてよかった」とうなずいた。

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